建設・測量向けの産業用ドローンについて、必要な機器や機材、設備、ソフトウェアなどについて、当サイトの独自の主観でまとめた。
※性能等を理解できている機器や設備を前提とするため、ものによってはすべてを一つで賄えたり、逆にいずれかの機能が省かれている場合もある。
空撮用途
主に現場の記録用に使用する場合を想定しています。
必要な機体:
メーカー製の既製品で、空撮を主な目的とした機体の高級モデル(dji inspire2 or 同等の機種)が最適。
inspire2であれば、目的に応じて搭載するカメラを変更でき、1~2オペレーターでの運用も可能なオプションも用意されていて、特殊な用途(機体の上面を撮影したい場合、悪天候下で運用したい等)を除き1機で大抵の空撮を賄えます。
その他必要な機器、設備等:
- スマホかタブレットPC、およびPC
アプリによる機体の制御やファームウェアのアップデートに使用します。 - 画像処理ソフト
動画編集/画像編集等に使用します。 - 高解像度対応モニタ
必須ではありませんが、高性能な4k/高解像度カメラで撮影したデータを編集するためには高解像度対応のモニタが最適です。
※電子納品の際の画像サイズには注意が必要です。高解像度のファイルは容量オーバーとなる可能性があります。 - ストレージ
高解像度データはファイル容量が大きいため、保管して奥には相応のストレージが必要となります。 - 予備バッテリー+充電器
長時間運用や緊急時の予備に、可能な限り備えておくと、いざという時に役立ちます。
測量用
3次元測量や公共事業i-construction等で必要となると思われる仕様を想定。
必要な機体:
DJI社製Inspire2は安全も高く、測量用途にも最適です。またはMatrice 210 RTKならRTKユニットによる高精度な位置情報が取得可能。いずれも搭載するカメラシステムの変更が可能。一定の高度を保ち、撮影範囲をできるだけ効率よく撮影するためのオートパイロット機能が事実上不可欠となりますが、DJI純正のiPadアプリ「DJI GO 4」で高度なオートパイロットが利用可能です。
その他必要な機器、設備等:
基本的に空撮用途で必要になるもの全てに加え、以下の機器、設備が必要となります。
※業務によっては不要となるものも含む。
- 画像処理(SfMソフト)、3Dモデリングソフト、点群データ編集ソフト
撮影データをオルソモザイク処理、3Dモデリング、点群データ化及び編集するために使用します。 - 点群データ処理ソフト
上記のソフトで作成した点群データを処理し、断面作成、メッシュ土量計算など様々な形式で出力するソフトです。
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