ジャパン ドローン 2016 レポート


2016/03/24〜26開催のジャパン ドローン 2016に行ってきたので、気になった製品やサービスをレポートする。

Predator XP

Predator XP

まず印象に残ったのが、今回は展示会につきものの綺麗なオネーサン達はほぼいらっしゃらなくて、会場の奥にPredator XP(プレデター)が静かに佇む、非常に漢らしい展示会だった。
トイ系や全体的なレポートは別のメディアにお任せするとして、実際に現場で運用する我々の視点で、お伝えしたい。
まず目に留まったのが、フォーラムエイト社が展示していた、VR系のサービス。

VR-Cloud

同社の提供するサービスと既存の機体を組み合わせ、仮想空間で飛行予定ルートをシミュレートし、修正を重ね、そのデータを機体とリンクさせて実際に飛行させるということも可能。

これらを利用することで、効率的に業務を遂行でき、操作ミスなどによる事故を削減することが期待できる。

 

 

JUIDA、ゼンリン、Blue innovationは、ドローン専用地図サービスを展示していた、我々のようなドローン業社には必要なサービスとなるだろう。

ドローン専用地図サービス

2015年の航空法一部改正に伴い、ドローン利用者は、飛行禁止エリアと飛行可能エリア、許可申請が必要なエリアなどを正確に把握する必要がある。

これを地図上で簡単に確認でき、さらには飛行許可申請書類の一部作成まで提供してくれる。

現在は実証実験段階でだれでも無料で利用できるのがありがたい。
将来的には有料サービスに移行するものの、無料で利用できるプランも検討中とのこと。

 

 

兼松エアロスペース株式会社は、Dedrone社のドローン検知システムを展示していた。

Drone Tracker
音と映像と電波で、接近・侵入しようとするドローンを検知するシステム。

この手の製品もドローンの普及に伴い進化を続けていくものと思われる。
期待したい分野のひとつだ。

 

 

国内の産業用ドローン市場で圧倒的な存在感を示すenRouteは、協業各社とブースを出展し、様々な製品を展示していた。

enserv connect

中でも、携帯電話網を利用したデータ転送機器に注目したい。
今年、ドローンを意識した電波法の一部改正が控えているが、通信に関する整備が遅れていることが、我が国をドローン後進国にする大きな要因のひとつだと筆者は考えている。
通信技術の発展は今後のドローン市場の発展の鍵を握ると考えているからだ。

是非継続して様々な壁に立ち向かって頂きたいと願っている。

 

 

このほかにも、各社から映像伝送装置、サーマルカメラや、レーザー測量カメラ、インフラ点検用の機器等が数多く展示されていた。
ドローンに関して我が国は、海外に比べかなり出遅れているが、ドローンの有効活用は今後の生産性=経済にも多大な影響を及ぼすと筆者は考えている。
出展企業の弛まぬ努力を讃え、我々も国内のドローン産業の発展に、微力ながらも支援できる体制を整えていきたいと強く感じた。
しかし、綺麗な美脚オネーサン達が居ない展示会は、どこか虚しさを感じた脚フェチな筆者だった…

FACEBOOK

DJI MAVIC2シリーズ 公式ショップ

DJI製品のご購入は、安心のDJI公式サイトから↓

人気記事

  1. 登録されている記事はございません。

ソーシャル

AD

PAGE TOP